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吉田修一「あの空の下で」

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吉田修一「あの空の下で」2008年10月9日刊行 出版社 木楽舎

今、あなたはどこにいますか。
何をしていますか・・・・。

ANA機内誌『翼の王国』連載

珠玉の短編を待望の書籍化(小説12編+初エッセイ6編)

ANA機内誌に連載ということもあって
小説・エッセイも旅をテーマにした作品でした。
夫婦・サラリーマン・男女のそれぞれの「旅」に
人生を絡ませて描かれています。

12「流されて」は好きな一編です。

すごく好きでもない(と、思っている)彼との結婚式を終え
マレーシアの孤島にハネムーンに出かけた。
辺りには波の音しかせず
耳を済ませば、遠くを流れていく雲の音さえ聞こえそうだった。
・・・「すごい空だね」
「真っ青だな」
「ねぇ、この青って、どんな青色?」
「どんな青色?青は青だろ」私に笑顔を向けて
「空の青は、空の青。海の青は、海の青。」

そのとき、見つけた、と私は思った。
この空がどんな青か、答えられる人ではなくて、この空と同じ色の笑顔を見せる人を。

吉田さんは自身の旅行についても
想いを込めて書かれています。

エッセイ 旅たびたび オスロ

・・・郊外の小さなカフェに立ち寄って
何を期待したというわけではなかったが、普通だなぁと、ふと思った。
旅先で見つける普通というのは、なぜこんなにも愛おしいのだろうか、と。

エッセイといっても小さな物語を読んでいるようでした。

他の方のblogを拝見していて
小説のほぼすべての作品のタイトルが
映画からとられているらしい事を知りました;;

そういえば・・・レ( ̄ー ̄)ナットク!!( ̄^ ̄/) 


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