いつの日も泉は湧いている

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盛田隆二著『いつの日も泉は湧いている』(日本経済新聞出版社)


2012年7月27日、官邸前デモに参加した守田が

1969年の高校時代を振り返り小説を書く事からストーリーは始まります。

守田は大学闘争がピークに達したこの年、埼玉のK高校に入学。

上級生の北原、同級生の筋野、他校で一学年上の冨士真生子らと出逢います。


「大学生と違って、高校生は政治活動が禁止されている。

 だから生徒によって当然温度差はあるが、

 自分たちの力で世の中を変えることができると信じて、
 
 停学や退学も覚悟の上で最後まで闘ったのだ。」

(プロローグ7ページより引用)

当時の高校生が何と闘い、どう進んで行ったのか。


守田は朝霧基地でベトナム戦争で傷ついた兵士が

松葉杖をついて歩く姿も目にします。

そして

「ここも戦場なんだ。なぜ、いままで米軍基地の問題に無関心でいられたのかと愕然とした」

(第2章74ページより引用)


ベトナム反戦を思い、1970年の安保闘争を思い

自分たちの考えで動き発言をする当時の高校生の志の高さに驚くばかりです。

真生子の今、その後の北原、筋野の様子にも胸に迫るものがあります。


今の高校生が『いつの日も泉は湧いている』を読んで何を思うのかな。

「なんでこんなにアツくなってんの?こんなにアツくなれないし」とか。

何かひとつ印象に残る言葉が見つかればそれだけでも読んだ価値はあるというものです。


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